採用情報/クリエについて

強みは、デジタルとアナログを掛け合わせた独自のソリューション

株式会社クリエは「WEB」、「イベント」、「エンターテインメント」という幅広い領域を舞台に、多彩な独自ソリューションをワンストップで提供している。
同社の母体は、関西を代表する音楽プロモーターとして知られる(株)サウンドクリエーター。ここで出会った上田博之氏と今井義隆氏が「イベントプロモーションというBtoCのビジネスで培ったノウハウをベースに、BtoBの新たな可能性を追求する会社を興そう」と意気投合し、2000年、(株)クリエを設立。現在、上田氏は取締役会長、今井氏は代表取締役社長を務めている。

「ネット黎明期にWEBサイトやチケット販売システムを他社に先駆けて構築し、WEBの可能性を対コンシューマーの枠を超えた幅広い領域で試したい。そんな思いが形となりクリエ設立に至りました」(今井氏)

設立後は、前職から引き継いだコンサートなどのエンターテインメントイベントの企画・運営をベースに、新たにBtoB領域としてWEBサイトの企画・開発・運用、自治体や企業が主催する各種イベントの企画・運営を手がけ、順調に事業を拡大。今に続く事業基盤を早々に確立した。
現在はWEBサイトの企画・開発・運営・保守管理・コンサルティングをベースに、企業・自治体主催のイベント、エンターテインメント関連業務、ファンイベント等の企画・運営、さらには俳優、アーティスト、プロスポーツチームのWEBサイトの制作まで、手がける領域は多岐にわたる。

近年では、エンターテインメントを含むイベント事業のノウハウと、WEB事業のITテクノロジーを融合させた新たなサービス開発にも力を入れている。

アナログノウハウをデジタル化する連動企画は、スマホ普及前夜、ライブ会場等ではおなじみのアンケートを、携帯電話を介してWEB上で記入できるようにしたシステムがベースになっているという。設立当初から新しい価値の創造を追求してきた同社の姿勢がうかがえるエピソードである。
「アナログノウハウにITの発想を掛け合わせ、スマートでないものをスマートに。当社の開発思想の一つです」と今井氏。イベント現場に蓄積された分厚いアナログノウハウをデジタル化する。とてもシンプルで分かりやすいが、それだけでも新たなサービスの可能性は計り知れない。まさに今のDXの原点を実践していたということだ。

BtoBで培った独自技術をBtoCに応用。可能性あふれる未来像が見えてきた

WEB領域の代表例は、独自開発のCMS。「更新タスクを時系列で完全自動化。プロサッカーチームのサイトでは、TOPページの表示内容が「次の試合」から「今日の試合」へ、試合当日は実況、終了後はまた次の試合、シーズン終了後には「ありがとうございました」へと、すべて自動的に変わります」と今井氏。案件ごとにきめ細かくカスタマイズしているため、既存のWEB作成アプリには到底太刀打ちできない。HP制作においても、たとえばモバイルファーストへの取り組みなど、常に業界に先んじて新機能の導入・実現を図ってきた歴史があるそうだ。

こうした個々の開発トピックも十分に魅力的だが、同社の最大の特徴はそこにはないという。「幅広いサービスを一手に実現するワンストップサービス。多様な自社開発技術を備えているからこそ可能な、当社ならでは強みです」(今井氏)
ワンストッププロデュースの事例には事欠かない。神戸の女子サッカーチームとのファンクラブ事業の協業はWEBに関わらない試合当日のファンサービスなどをITのノウハウを200%活用することで喜ばれている。また世界的なバレエ団の公演プロモーション、ツアー制作とWEB展開を一手に担えるのも、同社ならではだ。

設立以来、BtoBビジネスの可能性を存分に開拓してきた同社の取引先は現在、大手広告代理店や自動車・鉄道・薬品・化粧品など幅広い業種の大手企業から、音楽プロモーター、芸能プロダクション、サッカーやバスケットなどのプロスポーツチームまで、非常に多岐にわたる。将来に向けては、蓄積したノウハウをBtoCビジネスに生かす新たな事業ステージを見据えている。
「創業メンバーは前職で対コンシューマーのビジネスを追求してきました。その原点に返るのではなく、20年を超える蓄積を生かしたまったく新しいBtoC市場への挑戦。それが今後の事業テーマです。現在、ファンクラブシステムで囲い込んだユーザーをイベントでスマートにチェックインできるような会員型イベント参加管理システム(会員証のチケット化)の企画を進めていて、多くのコンシューマーに開放する構想を進めています。可能性は無限です」(今井氏)

よく学び、よく遊び、よく創る。熱いクリエイティビティ全開の開発環境

地下鉄南森町駅徒歩2分。日本一長い商店街として知られる天神橋筋にほど近い同社のオフィスでは、プランナー、デザイナー、コーダー、サーバ管理者、プログラマーといったWEBエンジニアに加えて、イベントプランナー、エンタメのスペシャリストがワンフロアに集結し、活気ある空気を醸し出している。

エンジニアの仕事を見ても、開発業務に加えて、クライアントの要望をヒアリングして実現策を練り、必要なスタッフを差配するディレクター的な動きが欠かせないという。経験を活かして新しいことにチャレンジしたい人、決められた仕様に沿ってプログラムを組む受託開発の仕事では物足りないエンジニアにとっては、魅力あふれる環境といえるだろう。

「オフィスの近くに天神祭で有名な大川があり、そこが桜の名所。毎年春にはみんなで花見に繰り出しますよ。ボウリング大会など社内イベントも多いし、社員旅行の費用は全額会社負担。石垣島、札幌、福岡・大分に飛びました」(今井氏)
よく遊び、よく学ぶのも同社らしさ。言いだしっぺが講師役になる勉強会が随時開かれ、参加率も高いそうだ。「若い社員が講師役になることが多いですが、セキュリティ勉強会では私が講師を務めたこともあります」と今井氏。
使い道自由の「教養手当」も同社ならではの施策だろう。エンタメでもWEBでも、自らの知見と感度を高める投資なら例外なくOKが出る。

社内では20代の若手からベテランまで、幅広い世代が活躍しているが、コア世代は30代。他社で基本を習得し、同社で新たな可能性に挑みながら自らの能力を開花。そんな充実したエンジニア人生を送る社員たちの姿を想像してみてほしい。最後に今井氏に求める人物像を尋ねると、こんな答えが返ってきた。

「創業メンバーは社会人人生の仕上げの時期に入っています。今後求めたいのは、クリエの未来を託せる方。面接では、自分を磨くのではなくクリエを磨いてほしいと伝えています。仮に35歳の方であれば、50歳時点のクリエを自分がどう創るかという発想で仕事に取り組んでほしい、と」(今井氏)

クリエを磨くということは、自分自身を大きく磨くことに他ならない。